アマルティア・センの『集合的選択と社会的厚生』を開く

II.読解のポイントを探る 【P.40 L.2】

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検討項目

位置 検討する部分 種別 訂正案, コメント
P.40 L.2 を含むような社会的選好関係Rに制限されている Y2 をその部分関係とするような社会的選好関係Rに制限されている

関連項目

位置 検討する部分 種別 訂正案, コメント
P.40 L.1 (定義2*5について) X (定義1*5の部分関係の概念を使って定義しています。)



  • 該当部分の前後は,原文では ..if and only if its range is restricted to social preference relations R such that the Pareto relations #R is a subrelation of R, i.e. ..です(#は記号のバーの代わりに使いました)。
  • 現在の訳では,subrelation の部分を「を含むような」としており,それは本来の意味からすると適切と思われます。
  • ですが,本書では第1*章でsubrelationを「部分関係」と訳しており,ここで別の訳語になるとつながりが判らなくなってしまいます。
  • そこで,訳語を統一する意味で「をその部分関係とするような」とする方がよいかと考えました。





本ページの概要とお願い:
  • 本ホームページは,Amartya Sen先生の『集合的選択と社会的厚生』(日本語版, 勁草書房)の 特定の記述項目について,読む上でのポイントを考えるものです。
  • 本ホームページの主旨や注意などについては,こちら(「読解のポイントを探る」項目リストページ)をご覧下さい。




[2013年7月23日 初版をアップ]


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